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当院のこだわり
泌尿器科の診療は人間の尊厳に関わる仕事と心得、患者さまのお悩み解消に尽力いたします。
泌尿器のお悩みは繊細なものなので、なかなか人に打ち明けにくいかと思います。そのため、身近で心の通った診療に努め、予約の手間や待ち時間のストレスなどの軽減で、できるだけ来院しやすいよう配慮しています。
診察の際に心がけていること
患者さまのご自宅の構造なども含め、よりよい治療環境を整えるようにしています。
排尿障害の場合、患者さまを支えるご家族や、ご自宅の構造なども含めた治療を心がけています。例えば、ポータブルトイレを1つ置くだけで生活の質が改善されることもあるかと思います。高齢化は今後も進んでいきますので、必要に応じてご家族も呼び、患者さまのプライバシーを尊重しながらご家族も細やかにケアしていきたいと思っています。
また、病気や治療の説明をわかりやすくすることはもちろん、家で読み返せるような資料もお渡ししています。既製のものに加え、患者さまからの質問や、注意していただきたい点などをまとめた手作りのものもあります。耳の聞こえが悪い方には電子カルテを打ち出してお渡ししています。そうすることで、患者さまが診療内容を忘れることを防ぎ、次回の診療をスムーズに進められるよう配慮しています。
医療機器へのこだわり
より細かい診断と一人ひとりに合った治療を身近で行えるクリニックを目指しています。
排尿障害のお悩みはデリケートなものなので、大きな病院の泌尿器科に行くとなると予約の手間や待ち時間の負担なども考え、受診をためらってしまう方もいるかと思います。
そこで、病気の診断まで当院で身近にできるようにしたいと思いました。CTやMRIのような大型の機器は導入できませんが、私が基幹病院での勤務医時代に使っていた医療機器は、扱いが難しいものでも、できる限り導入しています。デリケートなお悩みを抱えた患者さまと心を通わせながら診療を進められるかと思います。
プライバシーに対する配慮
医師だけにお悩みを打ち明けられるよう配慮しています。
泌尿器に関するお悩みは、できるだけ人に聞かれたくないものかと思います。迷ったあげくに、やっとの思いで受診を決めたという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、当院では、性機能障害の診療は個室で行い、スタッフにも内容が聞こえないように配慮しています。また、EDのお薬については院内処方で行い、他の患者さまがいる前でスタッフに申し出なくてもわかるよう伝えてあります。心配なことがありましたら、どうぞお気軽にお越しください。
患者さまとの信頼関係を重視している理由
気軽に何でも話していただける関係を築くことで、よりよい診療・治療につなげます。
患者さまのお話の中には病気のサインや治療のヒントが隠れています。そのため、まずは私の方からは口を挟まず、患者さまが何に困っているのか、話せるだけ話していただき、丁寧にお話を伺うようにしています。その上で、私から補足的に質問をすることで、患者さまの訴えを明確にしていきます。そうすることで、患者さま自身もご自分の状態についての理解がしやすくなるようです。
何でも相談していただける関係を築くことで、その患者さまが何に悩み、どのような治療方法が合っているかを考えやすくなります。その結果、診療の効率化につながり、患者さまにとっては待ち時間の負担も減ると考えています。
泌尿器科の医師になったきっかけ・やりがい
患者さまの尊厳を守る仕事とも言えるところが、泌尿器科の医師としてのやりがいです。
私が泌尿器科の医師を志したのは、同じ泌尿器科の開業医だった父からの影響が大きいです。しかし、それだけではなく、排尿障害や勃起不全などのお悩みは繊細なもので、人間の尊厳に関わる面が多いところにも魅力を感じました。デリケートなお悩みだからこそ患者さまを楽にしてあげたいという思いから、泌尿器科として治療するべきか、整形外科など他科での治療を進めるべきかの見きわめも丁寧に行っています。
例えば、なかなか改善しない陰部の違和感や疼痛でいらした患者さまの場合、骨盤や仙腸関節のズレが原因になっていることもあります。そういった可能性も考えて診察をすることで、実際、鍼灸を行っている整骨院などを紹介し、症状が改善された例もあります。当院での治療による改善にこだわらず、患者さまのデリケートなお悩み解消にお役に立てることにやりがいを感じています。